普通の労災保険とちょっと違う部分がある
労災保険というのは色々な場面で守ってくれるという良さを持っているのですが、労災保険特別加入で入った場合は多少制度の違いを知らなければなりません。特に注意すべきなのが通勤時に労災と判断される場合です。一般的な労災保険であれば通勤中に事故にあったと判断されればなんでも補償されるものですが、労災保険特別加入の場合はどこまでが通勤中なのかわからない事例というのも沢山あります。そのため一部の仕事の場合は通勤時の労災が適応されないままとなり、給付を受けることができません。
また給付日数についても違いがあります。普通の場合は月収からどれくらいの給付日数が望ましいのかが決められますが、労災保険特別加入の場合は自分でこの日数を補償して欲しいということを通知します。これによって保険料の違いも生まれるようになりますので、どれくらいの期間を補償して欲しいのかよく考えることが重要となります。これを間違えると保険料が高くなってしまいます。
そして給付についての違いもあります。本来労災保険が適応されている方というのは賃金を受け取れないことが条件となりますが、個人で行っている方だとそれができません。従って労災保険特別加入の場合は収入を受け取っても問題なく保険の給付が受けられます。ただ特別給付金の制度については適応されない点に注意してください。こうした違いを理解して、どのような形で加入するのが望ましいのかをよく考えることです。